かくれがデンキース
Den Den Keith

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萌尽狼もえつきろ presents

読み聞かせが得意なヨミ・キカセと電気椅子を持つデン・キースの奇妙な関係。
特殊性癖を扱った一次創作小説です。挿絵はAmuse AIで生成しています(R15)

かくれがデンキース (161) 〜 (170)

失踪したデンを探して瀬良美の仕事場に来たヨミは人格排泄で椎谷になったデンを連れ戻そうと女将の手料理を持参。

(164) 爆乳メイド椎谷①

「ヨミさん、貴方がお探しのモノはコレかしら?」瀬良美リオンは冷蔵庫から緑色のゼリーが入った容器を取り出す。
「それはまさか……」ヨミの顔がみるみるうちに青ざめていく。「それともコレかしら?」瀬良美は布を剥ぎ取った。
「デン!」返事はない。「椎谷、貴方は何者?」「I'm a teapot」部屋の片隅に立つ金髪爆乳のメイドはそう答えた。
「冗談でしょ?」ヨミの顔が引きつる。「嘘じゃないわ。尤も椎谷は仮の人格だけど」瀬良美は薄ら笑いを浮かべた。
「どういうこと?」「デン・キースの電気椅子が本当に記憶を消せるか実験するのよ、彼女自身の心身を使ってね!」

(165) 爆乳メイド椎谷②

「デン先生を元に戻せ!」ヨミは瀬良美の胸ぐらを掴んだ。「これは彼女が望んだことよ」瀬良美は目を合わせない。
「店長から聞いたわ、デンとの同棲がうまくいかないって。それで失踪したデンを探してここまで来たんでしょう?」
ヨミは掴んだ手を放してうつむいた。「貴方はモノになることでしか人を愛せない。貴方に憧れたアイやマイもそう」
「だから先生もモノになることで私を理解しようとした?」「そうよ。でもデンの人格は完全に流出してしまったの」
瀬良美が乳首を吸うと椎谷は身をよじらせた。「だからティーポットもといミルクサーバーとして使うことにしたの」

(166) 爆乳メイド椎谷③

「木枷様、椎谷のミルク美味しいですか?」椎谷に突然抱き付かれたヨミは息ができなくなり渋々乳首を吸い始めた。
「何これ……体が熱い……」ヨミの顔が赤くなる。「椎谷の母乳には催淫作用があるの」瀬良美も息を弾ませている。
「こんなの嫌なのに……頭がボーっとする……おっぱい美味しい……」ヨミは椎谷の乳首に吸い付いたまま離れない。
「木枷様、椎谷にもっと甘えていいんですよ?」椎谷はヨミの髪を撫でる。「デン先生……お願い正気に戻って……」
ヨミはまどろみながら乳首を甘嚙みした。「違いますよ、私の名前は椎谷です」「しいや……?」「そう、椎谷です」

(167) 爆乳メイド椎谷④

「木枷様、お目覚めですか?」「デン先生?」ヨミは膝枕からゆっくりと起き上がる。「椎谷です、覚えてください」
「ごめんなさい。瀬良美さんはどちらへ?」ヨミは部屋を見回す。「ご主人様は先程仕事の用事で外出いたしました」
「椎谷さん、帰ろう?」ヨミは椎谷の手を引いてドアに向かったが、椎谷は動かない。「帰るってどちらへですか?」
「隠れ家だよ!」「カクレガってなんですか?」椎谷は聞き慣れない言葉にきょとんとしている。ヨミは頭を抱えた。
「本当に人格排泄してしまったのか……」「ゼリーを召し上がらないようでしたら、冷蔵庫にしまっておきますね?」

(168) 爆乳メイド椎谷⑤

人格排泄で椎谷になったデンを連れ戻すことを諦めたヨミは瀬良美の仕事場を出ようとしたがアイに呼び止められた。
「アイにゃんこれから人格排泄ショーなの、せっかく来たんだから観てってよ?」「もう人格排泄はコリゴリだよ!」
ヨミに怒鳴られアイはしょんぼりした。「ほら泣かないで、メイクが崩れますよ」あわてて駆けつけた椎谷が慰める。
その姿は保育実習で子供をあやすデン先生そのものでヨミは正視できなかった。「ごめんなさい、私やっぱり帰るね」
居酒屋で女将さんが待っていると思うと気が重い。デンが思い詰めていたことに気付けなかったヨミは自分を責めた。

(169) 女将と作戦会議①

「マイさんの記憶を消してゼリーを飲ませようとしたからしっぺ返しを食らった。まったくバカなことしたもんだわ」
女将は失踪の顛末を知って深いため息をついた。「性格が変わったのはともかく、生きていてくれて本当によかった」
「なんとか椎谷さんにゼリーを飲ませてデン先生に戻せたとしても椎谷さんは消えてしまう。そんなの耐えられない」
ヨミはカウンターでうなだれて呟く。「私が瀬良美さんのモノになれば……」「ダメよ、それこそ彼女の思う壺だわ」
瀬良美の机の下にずっとクロマイがいたのを思い出した。ヨミを人間椅子にして部屋に置きたいのは間違いなかった。

(170) おすそ分け作戦①

「こんにちは」ヨミは再び瀬良美の仕事場を訪れた。「女将さんが作り過ぎたのでおすそ分けです、皆さんでどうぞ」
冷めた揚げ物を持ち帰りパックに詰めレジ袋に入れて手渡した。作り過ぎたのは言い訳で椎谷に食べさせたいだけだ。
女将は人格排泄を疑っていた。椎谷の所作にデンの面影が残っているなら何かの拍子に記憶を取り戻すのではないか。
「ありがとう。女将さんの手作り料理よ、椎谷も召し上がれ」「私は仕事中ですので、お気持ちだけ頂戴いたします」
瀬良美はその場で一口食べたが椎谷は手を付けず、作ったそばからつまみ食いするデンでは考えられないことだった。

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