登場人物紹介

 『ステイリゼル』に登場する超時空戦闘機のパイロットと、ストーリーに関係する人物の紹介です。


ガーション・バートン

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(Gershon Burton)

 グラディウスの英雄、ジェイムス・バートンの直系子孫。
 元ビックバイパーパイロット。現グラディウス防衛軍総司令官。

 星間歴0979の対ディーヴォ戦で、彼は最愛の妻シンディー・バートンを失っている。
 当時2人は、植民惑星レイテルパラッシュにいた。シンディーは緑豊かなこの惑星を心から愛しており、植民政策にも積極的だった。

 だが、幸せな時は長くは続かなかった。亜空間生命体ディーヴォの魔の手がレイテルパラッシュまで及んだのだった。
 ガーションはシンディーにここを離れることを強く望んだが、遠いグラディウスからこの惑星に渡ってきた多くの人を見捨てて逃げるわけにはいかないと彼の言葉を強く拒んだ。

 ガーションはレイテルパラッシュに残された大勢の人々と、シンディーの命を守るためビックバイパーを駆って出撃した。
 だが、最後の戦艦ヘルハウンドまで追いつめたところでさらに巨大な亜空間生命体ドゥームが出現し、撤退を余儀なくされた。
 そして、レイテルパラッシュを含む周辺の星系もろともドゥームにのみこまれていったのである。

 そのため、ディーヴォとドゥームに対する憎しみは人一倍強く、跡を継いでビックバイパーのパイロットとなった息子ウィル・バートンにドゥームを倒し、敵をとることを強く望み、そして願いは叶った…しかし、直後のディーヴォの復活とウィルの行方不明に、復讐の魂を燃やし、遂に立ち上がったのだった!

 元々は明るく温厚な性格だったが、星間歴0979の対ディーヴォ戦以来、やや自分を責めるような所がある。
 残された息子のウィルを心から愛しており、彼の強さや前向きな姿勢に支えられることもしばしばだ。
 なお、パイロットとしての腕前は現在も一流である。

 ちなみに彼の父親、すなわちラーズ皇帝はかなりの高齢でありながらいまだ現役であり、皇帝の座を明け渡す気は微塵もないという。
 そして、決して英雄ではない息子の愚行を毎日グラディウス史記に書き記す(笑)。非常にイヤな親父である。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(イラスト)


ウィル・バートン

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(William Burton)

 グラディウスの英雄、ジェイムス・バートンの直系子孫。
 ガーション・バートンの息子で、現ビックバイパーパイロット。

 父親の多大な期待を背負い、星間歴0999の対ドゥーム戦で活躍するも、母星へ帰還中に復活したディーヴォの急襲に遭い、現在消息不明。

 父親に似て正義感が強く、明るく活発な青年である。
 非常に父親思いであり、ビックバイパーのパイロットも進んで志願した。

 英雄の血を受け継いでいるにもかかわらず、父親の名声が低いため何かと立場が悪く、友達と呼べる友達は数えるほどしかいない。パイロット訓練校時代に知り合ったブライアンはもっとも身近な親友である。

 幼い頃に母親を亡くしたために、女性への母親願望が強い。
 クリスに片想いしているが、彼には既に許嫁がいる。許嫁とは表向きにはいい関係だが、物心付いたときから剣技の師匠であったクリスへの想いは未だに強く、恋心に揺れている(笑)。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(イラスト)


クリス・グレイヴ

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(Chris Glaive)

 ラーズ皇帝のボディーガードのビル・グレイヴの一人娘。

 代々グレイヴ家は王室に仕え、グラディウスの伝統的な剣技の伝承を行っており、彼女もまた幼い頃からウィルの剣技を指導してきた。
 そして、教え子のウィルの危機を知り、カミカゼを駆って出撃する事になる。

 赤ん坊の時から剣を持ち、揺りかごはカミカゼのコックピットだったとも言われるほど父親から全てを叩き込まれてきた彼女の能力には先天的なものがあり、14歳で父親を越えたとも言われている。

 非常に真面目な性格の彼女は、ウィルからの想いに気づいてはいない。もとより剣に生きる女性であり、男には興味がないのかもしれない。
 しかしながら、ウィルに接するときは優しく女性的な面もうかがわせる。このあたりが、ウィルの想いをいっそう強くしてしまっているのかもしれない。

 ちなみにウィルの年齢は20歳以上と推測されるが、彼女の年齢はいったいいくつなのだろう?MIKI-CHANGの年齢並みに謎である(笑)。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(イラスト)


ブライアン・ロック

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(Brian Rock)

 グラディウス史記に名を残す勇士、イギー・ロックとゾウィー・スコットの子孫で、アンナの兄。

 主力戦闘機コブラのエースパイロットで、本来はスーパーコブラの正式パイロットに任命されるはずだったのだが、ウィルの親友であることをねたまれ、罠にはめられてパイロットの座を奪われてしまう。
 ウィルとともに出撃することを強く望んでいたが、コブラでの出撃は許可されず、ウィルの安否を気遣う日々が続いていた。

 ウィルの行方不明を人づてに聞き知ったとき、彼はスーパーコブラのパイロットにハメられたのではないか?と疑ったが、ディーヴォの仕業であると聞き、再びコブラでの出撃を上官に訴えた。しかし、聞き入れられることはなかった。
 そこへ現れたブライアンの妹、アンナの力を借りてスラッシャーのパイロットに任命され、彼女とともに出撃する。

 ブライアンは、何にでもぶち当たっていく血の気の多い青年である。
 多少言葉が悪く、けんかっ早い面もあるが、本当は仲間思いでとても優しい人物である。
 また、負けん気が強く、決して人前では涙を見せない。そういった抑えた心を打ち明けられるのは、妹のアンナの前だけである。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(イラスト)


アンナ・ロック

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(Anna Rock)

 グラディウス史記に名を残す勇士、イギー・ロックとゾウィー・スコットの子孫で、ブライアンの妹。

 かつてテスラ系銀河・惑星群ラティス5惑星を沙羅曼蛇軍から救ったという、遠い先祖の活躍を幼い頃から祖父母に聞かされて夢を抱いていた彼女は、いつしか先祖の乗った2機の超時空戦闘機スラッシャーとサーベルタイガーをよみがえらせることを目標としていた。

 スラッシャーとサーベルタイガーに関する研究に没頭していた彼女の能力をいち早く見抜き高く評価した宇宙科学庁は、彼女を研究員として宇宙科学庁に招くことになる。そして、通っていたハイスクールを中退して宇宙科学庁の研究員となる。

 ドゥームの終わる事なき侵攻に頭を悩ませていたグラディウス防衛軍は、スラッシャーとサーベルタイガーの再開発を正式に承認、軍に残されていた資料は少なかったが、彼女を筆頭とした多くの科学者達によってスラッシャーとサーベルタイガーはよみがえった(但し、ユニオンによる合体攻撃については、資料不足のため実現不能だった)。

 だが、開発が終了した段階でドゥームとの戦いは最終局面を迎え、スラッシャーとサーベルタイガーの正式採用は見送られる結果となった。彼女は2機の超時空戦闘機と格納庫にこもり、泣き続けたという。

 そこへ飛び込んできたディーヴォの復活に、彼女は動き出す。
 直接軍に出撃要請をするところで、兄であるブライアンの出撃要請が聞き入れられていないのを見て、助け船を出す形でスラッシャーとサーベルタイガーの出撃を許可させ、自らもサーベルタイガーに乗り込みディーヴォに戦いを挑むことになる。

 実は、研究の合間にちゃっかりパイロットの訓練を受けていたりする。また、運動音痴ではかなりの重傷である彼女がパイロットの資格を得ることが出来たのは、兄のブライアンの協力があってこそで、2人は兄妹を超えた強い絆で結ばれているのだ。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(イラスト)


カイ・ウィナー

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(Kai Winner)

 代々グラディウス防衛軍に所属する、ウィナー家の子孫。

 父親は、グラディウス防衛軍の上層部に位置するマイク・ウィナー准将である。
 彼は、父親の跡を継いでグラディウス防衛軍に所属したが、ブライアンとは常に争いが絶えなかった。

 そこで彼は、准将にブライアンを蹴落とすように頼んだ。
 准将は自分のシンパをドゥーム掃討戦の作戦指揮に組込み、ブライアンを蹴落とすことに成功し、スーパーコブラのパイロットとなる。

 しかし、カイはウィルも蹴落とすためにドゥームを破壊した後、事故に見せかけビックバイパーを破壊しようとした。
 だが、ディーヴォの出現に巻き込まれてウィルと共に行方不明になってしまう。

 性格は自尊心が高く、協調性が殆ど無い。その為、他人とのトラブルも耐えない。

【スペシャルサンクス】

 さーにんさん(設定)


カイザー・レオンフィールド大尉

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(Kaiser Leonfield)

 亜空間移動試験機ダーク・スティンガーのテストパイロットだったが、テストの最中に亜空間生命体ドゥームの超巨大要塞と接触した事によりトラブルが発生、意識を失う。

 気が付いた時は、バクテリアンの要塞惑星の内部にいた。

 そして彼は、バクテリアンによって体内にバクテリアンの細胞を移植され、強大なダークフォースを身につける。
 しかし、その副作用で顔がバクテリアンに似てきたため、鉄化面を付けるようになった。

 性格は、職務に忠実であり何事もこなすが、英雄と呼ばれることを嫌う。

【スペシャルサンクス】

 さーにんさん(設定)


ドクター・ワーク

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(Dr.Werk)

 惑星セルティスの科学者で、マッドサイエンティスト。

 セルティスに伝わる予言に登場する巨大な化物“アシュラ”を偶然発見してしまった彼は、何者かにとり憑かれたかのようにそれを蘇らせる研究に没頭し始める。

 そして、アシュラを蘇らせるためにはダークフォースの強大な悪の力が必要だという事に気付いた彼は、亜空間生命体ディーヴォの存在を知り謁見、超巨大要塞をセルティスに接近させることに成功する。

 ダークフォースを吸収したアシュラは彼の思惑通りに蘇ったが、あまりに強大なディーヴォのエネルギーによって惑星崩壊の危機をも招いてしまう事になる。

 その際に生じた亜空間の時間的な歪みにより、別の時間軸からダーク・スティンガーが星間歴0999へと転送された。


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