超時空戦闘機紹介

 『ステイリゼル』に登場する6機の超時空戦闘機の紹介とパワーアップ、機体差の詳細です。

ファイナライザー(FINALIZER)

ファイナライザー

 グラディウス防衛軍次期主力戦闘機(フルアーマースーパーコブラ)

 グラディウス防衛軍はドゥーム軍との戦闘における主力戦闘機コブラによる防空能力の低さを懸念しており、現状ではビックバイパーを支援する機体としては不適当であるとの認識を示していた。

 よって、早急にコブラを改造し次期主力戦闘機とすべく、突撃型強行戦闘爆撃機スーパーコブラの開発が始まった。スーパーコブラにはロールアウトした1号機と同時に、火器系統と装甲を強化した2号機、フルアーマースーパーコブラが開発されていたが、星間歴0999の対ドゥーム戦には開発が間に合わず、今回のステイリゼル作戦でロールアウトとなった。

 スーパーコブラと同様の攻撃システムを搭載しているため、武装バリエーションおよびオプションの発生は不完全で擬似的なものだが、それを補完すべく追加された武装によりビックバイパーと同等の攻撃力を有する。また、増加装甲によって運動性能が鈍るため、スーパーコブラよりもより強力なサブエンジンが搭載され、主翼も前進翼に変更されている。

 なお、ファイナライザーという名称は総司令官ガーション・バートンが、対ディーヴォ戦に終止符を打つという意味で名付けたものであって正式名称ではない。

【豆知識】

 『ファイナライザー』とは、コナミが1985年にアーケードで発売した縦スクロールシューティングゲームのこと。

 また、TCエレクトロニック社のマスタリング・プロセッサーの名前も『ファイナライザー』で、今はこちらの方がメジャーかもしれない。


カミカゼ(KAMIKAZE)

カミカゼ

 特殊全域型戦闘機(ラーズ皇帝最終護衛兵器)

 代々王室に仕え、グラディウスの伝統的な剣技の伝承を行うとともに、ラーズ皇帝のボディーガードを務めてきたグレイヴ家に伝わる伝説の超時空戦闘機。

 17代皇帝が不穏分子の凶弾によって暗殺され(グラディウス2)、18代皇帝すなわちジェイムス・バートンの命が時を越えてやってきたバクテリアンによって狙われるなど(ゴーファーの野望エピソードII)、ラーズ皇帝をめぐる事件が続発したため、最悪の事態に備えてグレイヴ家に委ねられたラーズ皇帝最終護衛兵器であり、その性能は数百年の時を経ても未だ衰えることはない(現在のビックバイパーのそれと同等と推測される)。

 本機体は、ビックバイパー、ロードブリティッシュ、メタリオン、スラッシャー、サーベルタイガー、ヴィクセンの全ての設計思想を受け継いで開発された機体である。機体中央の左右に大きく張り出すこのユニットは、大型化した副翼などではなく、これこそカミカゼの心臓部、あらゆるエネルギーを変換し巨大な推進力、多種の攻撃バリエーションを生み出し、そしてあのオプションを発生させるメインパワージェネレーターユニットである。

 また、人工知能を搭載したコンピュータ“タンジェリン”により、パイロットの嗜好に合わせた攻撃バリエーションの実現も可能であり、今回のステイリゼル作戦においては6機目のビックバイパーを元に更に発展させた独自の攻撃バリエーションを実現している。

【豆知識】

 『カミカゼ』とは、コナミが1978年にアーケードで発売した、コナミ初のシューティングゲームのこと。


スラッシャー(THRASHER)

 特殊全域型戦闘機(グラディウス防衛軍最終兵器)

 第1次バクテリアン戦役(グラディウス)の後、テスラ系銀河・惑星群ラティス5惑星の救出を目的としたシードリーク作戦(MSX沙羅曼蛇)に、パートナー機であるサーベルタイガーと共に使用された超時空戦闘機である。

 生産1機目は究極のリークパワー活用を行い、あらゆる物質からのエネルギー化が可能であった。また、サーベルタイガーに搭載されている超高性能ナビゲーション・コンピュータ“アレックス”との会話により、より高度でリアルタイムな状況判断を行うことが出来た。

 今回のステイリゼル作戦に使用された機体は、軍に残されていた資料をもとにアンナ・ロックを筆頭とした多くの科学者達によって復刻された生産2機目である。ユニオンによるサーベルタイガーとの合体攻撃については資料不足のため再現不能だったが、細かな部分で先代の特徴を受け継いでいる。

※機体デザインはオリジナルと同じなので省略します。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(リクエスト)


サーベルタイガー(SABEL TIGER)

 特殊全域型戦闘機(グラディウス防衛軍最終兵器)

 第1次バクテリアン戦役(グラディウス)の後、テスラ系銀河・惑星群ラティス5惑星の救出を目的としたシードリーク作戦(MSX沙羅曼蛇)に、パートナー機であるスラッシャーと共に使用された超時空戦闘機である。

 生産1機目は究極のリークパワー活用を行い、あらゆる物質からのエネルギー化が可能であった。また、超高性能ナビゲーション・コンピュータ“アレックス”を中核とした同時作戦行動用に設計されていた。

 今回のステイリゼル作戦に使用された機体は、軍に残されていた資料をもとにアンナ・ロックを筆頭とした多くの科学者達によって復刻された生産2機目である。ユニオンによるスラッシャーとの合体攻撃については資料不足のため再現不能だったが、細かな部分で先代の特徴を受け継いでおり、超高性能ナビゲーション・コンピュータ“アレックス2”を搭載している。

※機体デザインはオリジナルと同じなので省略します。

【スペシャルサンクス】

 藤崎景子さん(リクエスト)


ダークスティンガー(DARK STINGER)

ダークスティンガー

 亜空間戦闘機(元亜空間移動試験機)

 元々はグラディウス防衛軍が亜空間移動の試験用に開発した機体だったが、その試験の最中に亜空間生命体ドゥームの超巨大要塞と接触した事によりトラブルが発生、亜空間からの脱出が不能となる。

 しかし、第3次バクテリアン戦役(グラディウスIII)のバクテリアンの要塞惑星との接触により奇跡的に亜空間からの脱出に成功し、バクテリアンの下で改修作業が施され亜空間戦闘機として生まれ変わった。

 エンジンはダークフォースエンジンを搭載し、武装はコア級戦艦と同等の強力な兵器群を使用することが出来る。現在は、ヴェノム事件時(グラディウス2)のコア級戦艦であるライオット艦・ミスフィッツ艦・メイヘム艦・アバドン艦の武装を使用している。また、サポートコンピューターの“ゼロ”は、勝利を最優先とする行動をとる。

【出現条件】

 1周クリアすると2周目が始まる前に機体が変更できるようになる。
 2周クリアしても次回プレイ時から選択可能にはならない。

【スペシャルサンクス】

 さーにんさん(設定、デザイン原案)


スカイジャガー(SKY JAGUAR)

スカイジャガー

 地球連邦防衛軍最新鋭戦闘機

 銀河系外セイファート星雲より飛来した謎の艦隊に対し、地球連邦防衛軍が宇宙歴元年に開発した最新鋭戦闘機である。
 ドゥームによる被害が銀河系にまで及び、再び出撃する。

【出現条件】

 2周クリアすると次回プレイ時から選択可能になる。
 (2周目6面でスカイジャガーのアレンジバージョンを聴くのが条件)
 ただしデータはセーブされないので、毎回2周クリアしなければならない。
 (アーケード版の場合は、その日誰かが一度2周クリアしてしまえば良い)

【豆知識】

 『スカイジャガー』とは、コナミがナムコのゼビウスを真似て1984年にMSXで発売した縦スクロールシューティングゲームのこと。


パワーアップ

FIGHTER LEVEL 1 LEVEL 2
S All Speed Up
 取るごとにスピードアップ。最高6段階まで変化。スピードダウン不可。
M Finalizer Missile
 下方向に発射。地形に沿って進む。
Twin Missile
 上下に発射。地形にぶつかると消滅。
Kamikaze
Thrasher Hawk Wind
 上下に発射。地形に沿って進む。
Sabel Tiger
Dark Stinger Missile
 ライオット艦の青いイオンミサイル。
 下方向に発射。地形に沿って進む。
Twin Missile
 ライオット艦の赤いイオンミサイル。
 上下に発射。地形にぶつかると消滅。
Sky Jaguar Missile
 下方向に発射。地形に沿って進む。
Twin Missile
 上下に発射。地形にぶつかると消滅。
L Finalizer Laser
 貫通力のあるレーザー。
Hyper Ray
 太くなり、長く伸びる。
Kamikaze Halbert Laser
 太くなり、長く伸びる。
Thrasher Meteor Laser
 太くなり、長く伸びる。
Sabel Tiger
Dark Stinger Abaddon Laser
 アバドン艦のイオンレーザー。
Abaddon Laser Level 2
 太くなり、長く伸びる。
Sky Jaguar
R Finalizer Ripple Laser
 リング状レーザー。貫通力はない。
Buster Ripple
 大きく広がり、速くなる。
Kamikaze Javelin Ray
 連射が非常に速いリップルレーザー。
Thrasher Screw Ripple
 スクリュー状に広がるレーザー。貫通力がある。
Sabel Tiger
Dark Stinger Mayhem Laser
 メイヘム艦の磁気イオンレーザー。
Mayhem Laser Level 2
 2周目の太さになる。
Sky Jaguar
T Finalizer Twin Laser
 2連の短いレーザー。
Spear Laser
 太くなり、速くなる。
Kamikaze Kunai Laser
 連射が非常に速いツインレーザー。
Thrasher Trident Laser
 3連の短いレーザー。連射が速い。
Sabel Tiger
Dark Stinger Misfits Laser
 ミスフィッツ艦のイオンレーザー。
Misfits Laser Level 2
 2周目の太さになる。
Sky Jaguar
Pow Finalizer
Kamikaze
Thrasher
Sabel Tiger
Dark Stinger
Sky Jaguar Rapid Shot
 連射が速いショット。
Twin Shot
 連射が速い2連のショット。

 同じアイテムを取るとレベル2にパワーアップするが、時間制限がある。

 同時にいくつものパワーアップが出来るが、L、R、Tを同時に装備することは出来ない。

 また、スカイジャガーと2人同時プレイの場合、L、R、Tのパワーアップアイテムが出現するが、スカイジャガーはこれらを装備することは出来ない。


そのほかのパワーアップ

オプション

 オプションは大きいオプション・アイテムを取ることで装備できる(最大4個まで)。自機の奇跡を追いながら、自機と同様の攻撃を行う分身である。

 オプションシュートでは敵を追尾して攻撃し、その後小さいオプション(オプションシード)に変化する。

オプションシード

 オプションシードは小さいオプション・アイテムを取ることで装備できる。通常は自機の周りを回りながら自動でノーマル・ショットを撃ち、オプションシュートすることで短時間だけ自機の周りにバリアを形成し消滅する。

 また、オプションシードを装備した状態で小さいオプション・アイテムを取ると、オプションシードがオプションに成長する。なお、オプションシードを装備したままステージをクリアした場合にも、オプションシードはオプションへと成長する。

フォースフィールド

 特殊装備。自機を覆う弾避けのフィールドで、7発までの弾、もしくはそれに相当する敵の攻撃を防御することが出来る。装備した状態でさらにアイテムを取ると張り直されるが、防御可能な弾数の上限は7発以上には増えない。アイテムはランダムで出現するので、出現したら逃さず取っておきたい。


機体差について

 4段階評価で、1が最低、4が最大である。なお、0Sはオプションシュートの略。

機体 総合攻撃力 連射速度 OS追尾性能 OSチャージ速度
ファイナライザー 3 2 2 3
カミカゼ 2 3 1 4
スラッシャー 3 2 3 2
サーベルタイガー
ダークスティンガー 4 1 2 2
スカイジャガー 1 4 3 3

ファイナライザー

 『沙羅曼蛇2』のビックバイパー、スーパーコブラとほぼ同じ機体特性であるが、オプションシュートは追尾性能が若干低いため過信は禁物である(下記比較資料参考)。

カミカゼ

 2段階目にパワーアップしても攻撃力はさほど強くならないが、そのかわり連射が効く。

 オプションシュートのチャージ速度は全6機中最速だが、追尾性能は最も低く、上級者向けの機体となっている。

スラッシャー・サーベルタイガー

 『沙羅曼蛇2』のビックバイパー、スーパーコブラとほぼ同じ機体特性であるが、ホークウィンドはツインミサイルとは違い地形に沿って進むので扱いやすく、初心者向けの機体と言える(下記比較資料参考)。

 なお、2機の値は全く同じだが、厳密には微妙な機体差がある。

ダークスティンガー

 攻撃力は全6機中最強だが連射が効かず、またどのレーザーも個性的で扱うにはある程度の慣れを必要とする機体である。

 オプションシュートも追尾性能・チャージ速度共に頼りなく、上級者向けの機体となっている。

スカイジャガー

 ショットのパワーアップアイテムは“Pow”しか出現しないため、攻撃力は全6機中最弱となっているが、ノーマルショットが他の機体に比べて若干強くなっており、またパワーアップ時の連射速度は全6機中最速で、連射によってある程度攻撃力をカバーすることが出来るようになっている。

 オプションシュートは追尾性能・チャージ速度共に信頼でき、上級者なら難なく扱うことが出来るだろう。

【比較資料】※この値は非公式なものです。
機体 総合攻撃力 連射速度 OS追尾性能 OSチャージ速度
ビックバイパー 3 2 3 3
スーパーコブラ 2 2 3 3


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