コミケ63日記

 エディア・レーベルとしては前回のコミケ62に続く2回目のサークル参加ということで、前回は徹夜明けでワタワタと入場してしまったので、徹夜は避けて短いながらも3時間ほど睡眠をとり、家を6時前に出て余裕を持って入場…となるはずでしたが、やはり思ったようにはいかないものでハプニングが起こります。

 まず、腹痛。寒い上に寝ぼけた状態では朝飯は作れない、ということで駅前の松屋で牛めし(並)を食って、隣のローソンで昼食を買っていけばよいかと、早朝の渋滞知らずの中山道を横目にカートを引きずりながら一路駅へ。松屋で牛めし食ったまでは良かったんです。店を出て、ローソンに入ってしばらくしてどうも腹の具合が…。

 家を出る前に、ペットボトルのウーロン茶を胃に流し込んだのが効いたんでしょう。まあ、駅のトイレは人気もなく、まだきれいな方だったのでそこで用を足し、なんとか一息つくものの、池袋で埼京線に乗り換えたあたりからまた腹がゴロゴロと…こんな感じで会場に着くまでは結構しんどかったです。電車の中ではトイザらスで半額で買ったばかりのポケモンミニで遊んで気を紛らせていましたがね…。

 りんかい線はホント便利になりましたよね。以前は新木場に出るために日比谷で有楽町線に乗り換えて、そのために1枚パスネットを用意して…という具合だったのですが、巣鴨で乗り換えた後はもうSuica1枚で行けてしまうので、普段の通勤と同じ感覚というのが良かったです。ただ、りんかい線の料金は高いので、Suicaの残額が足りるかどうかは結構心配になりましたが。あと、大崎の駅がグレードアップしている様には結構驚きましたね。以前は単なる駅(終着駅)だったので。

 さて、大崎駅以降すっかりオタク路線に変わってしまったりんかい線を国際展示場駅で下車し、昨晩急きょ合流が決まったG君を捜していると駅前でDJ:KALさんに会いました。なんでも、直前に試聴用CDプレーヤーが故障して困っているそう。しばらく話しをして、G君に連絡を付けるため、駅の公衆電話へ。私は携帯電話を持たない人なのだが、DJ:KALさんの話ではみんな携帯電話を使うので、PHSの方がつながりがよいとのことだった。

 駅の公衆電話は混んでいたわけではなかったのだが、ちょっと待たされてイライラ。そして、ようやく電話をかけると留守番電話でナンダヨ~。現在時刻、待ち合わせ場所を言って至急来るようにメッセージを残し、イライラに加え腹痛もこらえつつ脇で待つこと30分、やっと現れたG君の顔を声では認識できるけど、顔では認識できない(苦笑)。向こうもそうだったらしいが、何しろ高校卒業以来の再会というわけで、そこから会場までは互いの近況を語り合うことに。

 入場までの列は、8時半過ぎとはいえまだ早いほうだし、西ホールということもあって比較的スイスイ進み、G君の手伝いもあって迷うことなく自分の机を発見。椅子の上に山積しているチラシを、ご丁寧に用意された封筒(これもチラシ)に突っ込んで片づけ(K-BOOKSのファイルだけはちゃっかり別に保管)、コートが邪魔だなぁとか思いつつも準備開始。

 今回は、サークルHPの即売会情報にも書いたとおり、グラ系の新作含む3タイトルしか持ち込んでないので、準備はあっさり終了。準備を始める前に、準備会の巡回も来たので、やることもなく写真をパチリ。結局その後は忙しくなって、写真はこれ1枚しか撮れなかった…写りが心配(何度もいうが、私のカメラはデジカメではない)。

 そうして、時間のあるうちにと、近くのS&Gさんと、DJ:KALさん、そしてMIDI虫さんの所に挨拶に行き、新作を交換。今年はグラ系新作目白押しでファンには当たり年だよね~なんて自画自賛なことを言いつつ、しばらくダベっていると10時が近くなってきて、自分の机へ。留守番をしてもらったG君には、お目当てのサークルへ行ってもらい、即売会スタート。

 寒い。序盤は人気サークルの長蛇の列を横目にする事になるのはどの即売会でも同じだが、壁際に近い位置である上に、目の前のどでかいシャッターがバーンと開けっ放しなもんだから、外気との温度差ゼロ。私の場合、コートが米空軍のN-3Bなので、着ると身動きがえらく大雑把になってしまうので、仕方なくコートは着ずに気合いで乗り切ることに(昼に一度トイレに行った後は気合いも水に流してしまい、結局コートを着る羽目にはなってしまったが…)。

 30分近く経って、その列が解消しはじめるとお客さんが潤いはじめ売れはじめました。まあ、いつものことです。そして、いつものことなのでここから先の記憶はあまりなくなってきます(笑)。もともとあまり舌が回らない方なので、説明をしながら噛んでしまうこともしばしばですが、そんなのをいちいち気にしている暇がないほど、うちのサークルの作品は説明が必要だったりします。やっぱり今度持ち込むときは背オビを付けよう!(手間かかるけど)とか、マジで考えさせられます(結局やらないなんだけど)。

 今回、お客さんの反応で一番多かったのが、「ゲーム入ってないんですか?」と聞かれることや、「ゲームは現在開発中で…」と言うと去っていってしまうお客さんの多かったこと。こればっかりは私の責任ではないのだけれど、試聴をしていくわけでもなく、それだけで興味はあるけど「買わない」と判断されてしまうのは、音楽としては悲しいトコロ。というわけでグラソさん、次のM3か夏コミまでには体験版用意しておいてね!次にお会いしたときには買っていただけることでしょう…。

 今回はビックリしたことが2つあって、ひとつは「GM-ZERO」を4枚も買われた方がいらっしゃったこと(「通販出来ますか?」と聞かれたので「対応鈍りますので今のうちに買われては…」とお勧めしたお客さん)、もうひとつは相互リンクしているWHITE NOTESのMykeyさんが作品を持って会いに来てくれたことです(しかも、こちらの作品を買ってくださった。断れなかったです)。どちらも初めての経験で、とても良い思い出になりました(Mykeyさんの持っていた石橋楽器の袋が印象的)。

 それにしても、ケースの裏をチラッと見ただけでそそくさと立ち去ったしまったお客さん、あの人はほんの数秒の動作で何がわかったのでしょうねぇ?やっぱりゲームかどうかって事だったんでしょうか?どうもコミケのブース区分が「同人ソフト」ってのがうちのサークルの場合誤解される元になっているんじゃないかと思います。M3だとこういうことないですし。

 始まる前は2時過ぎには売れなくなると思っていたんですが、トイレで席を外していた間にも売れていて、結局本当に売れなくなったのは3時近くなってからでした。そして、3時過ぎに見切りを付けて看板を畳み、開始前に訪ねられなかった知り合いのサークルさんへGO。さすがにこの時間では畳んでしまったところも多かったですが、なんとかギリギリセーフという感じでまあ満足です。伝言が上手く伝わっていないと心配なので、あとでメールしておかないと…ですね。

 で、終了。畳んだ後だったので、終了の合図はようやく終わったというよりは、知り合いのサークルさん以外ももっと見たかったなぁ…という気分にさせられました。あと、今回は飲み会はなし。お誘いが全くなかったわけではないのですが、みんな疲れていたので飲まなくて正解だったのではないかと。私も家についた途端ちょっと腰痛が来たので、頂いた同人誌に目を通してすぐに寝ました。

 毎度の事ながらどんぶり勘定なのでいくら売れたかはさほど気にしていませんが(去年まではプー太郎だったので結構気にしていたが、今はちゃんと収入があるので素直に楽しんでいる)、「ステイリゼル」は完売、「GM-ZERO」はサークル配布分を含めると全てなくなったという概ね良好な結果となりました。

 「FM音源POWERエメラルド」は収録タイトルがわからないお客さんが多かったですね。デビューがRetro Game Voluspaで、バカ売れしたのが翌週のM3だったこともあり比較にならないのかもしれませんが、コミケのお客さんって濃いイメージがありますが深くはないんでしょうか…?まあ、みんながみんな「超攻合神サーディオン」についてアツく語ってこられても困りますが。(^_^;

 次は夏コミですが、申し込みが前みたいに1週間もない!?みたいな状況じゃなくてなによりです。サークルとしてはゴールデンウィークのM3・2003春までたぶん充電期間突入です。というわけで、皆さんお疲れさまでした。


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